INTERVIEW

【社員インタビュー#3】体育会系思考だけじゃクリエイティブは難しい?“持続可能な生活”の大切さに気づいたデザイナーの今【ジブン】

INTERVIEW

artLargeで働くスタッフの「シゴト」と「ジブン」を引き出すインタビュー企画。今回は、グラフィックデザイナーとWebデザイナーを兼任する、宇賀神昂己さんの「ジブン」に迫ります。「シゴト」に関するインタビューはこちらからご覧ください。

宇賀神昂己 プロフィール

2021年、株式会社artLargeに入社。大学で広告を学ぶ傍ら、artLargeでアルバイトとして実務経験を積む。並行してグラフィックの専門学校に通い、独学でWebデザインを学ぶ。新卒で同社に入社し、現在はWebデザイナー兼グラフィックデザイナーとして幅広いクリエイティブ業務に携わっている。

MEMBERSページ:
https://artlarge.jp/members/koki-ugajin/

クリエイティブをひたむきに追求する若きデザイナー 
甲子園を目指し、粉骨砕身した過去

飾らない素朴な雰囲気の内側に、誰よりも貪欲に仕事と向き合う情熱を秘めた若きデザイナー、宇賀神昂己。大学時代にアルバイトとしてartLargeに加わり、現在は正社員として、若手デザイナーの筆頭として奮闘しています。

自身の強みは「忍耐力と粘り強さ」と語る宇賀神さん。それは、小学校から高校まで打ち込んでいた野球で培われたものでした。

「小学3年生からスポーツ少年団に入り、ひたすら野球をしていました。中学校まではそれなりに活躍できていたのですが、高校で甲子園にも出場するような地元の強豪校に入ると、状況が一変。100名以上の部員がいて、自分はマウンドに立つことすらできなくなってしまいました。入学当初は『プロ野球選手になってやる』くらいの気持ちでいたのですが、世の中にはどんなに頑張ってもどうにもならないことがあると知り、ショックを受けました」

人生で初めての挫折を経験した宇賀神さんですが、野球部を辞めることはありませんでした

「いま辞めても何も残らないから、とにかく最後まで走り抜けようと思ったんです。残念ながら僕らの代は甲子園には行けなかったのですが、あの厳しい環境下で、ひとつの目標に向かって汗を流した時間は無駄じゃなかったと思っています」

身体を壊して心機一転
キャパを見極める働き方へ

野球部を引退後、広告やブランディングの仕事に興味を持った宇賀神さんは、メディア系の学部がある大学に進学。そして大学4年生のころにartLargeに加わります。会社でも、野球部時代に培った体育会系根性を発揮。ひたむきに仕事と向き合い続け、デザイナーとしてみるみる成長していきました。

しかし「早く一人前のデザイナーになりたい」という想いが強く、成長を急ぐあまり、当時は自分の限界を見極めきれていなかったと振り返ります。

「スキルが十分に追いついていない段階でも、“挑戦したい”という気持ちが先行していました。自分の可能性を広げたい一心でしたね」

そうした挑戦を重ねる中で、一度体調を崩したことがありました。

「そのとき初めて、良い仕事を続けるには、“自分のコンディションを整えなければならない”と気づいたんです」

この経験をきっかけに、宇賀神さんは働き方を見直しました。1日のキャパシティも意識し、周囲と適切に連携しながらプロジェクトに向き合うスタイルへと変化していきました。

自分のキャパを100%としたとき、たとえば月曜日に120%の力を使ったら、火曜日は70〜80%程度に抑えるようにしています。あくまで感覚的なものですが、日々の余力を意識することで、タスクを管理しながら、自分自身の状態とも向き合えるようになりました。自分のキャパを理解したことで、周りのスタッフとも連携しやすくなったと思います」

休息の中で生まれるクリエイティブ 
新たな出会いで広がった視野

また、よいクリエイティブを生み出すためには、よい休息を取ることも大切だと気づいた宇賀神さん。そんな彼の、休日のルーティンについて聞いてみました。

「ゆっくり起きて、近くのサンドイッチ屋さんで遅めの朝食をとってから、散歩や買い物、新しいお店の開拓などを楽しみます。帰りは行きつけのサウナに行って、夜は近くの居酒屋やバーにふらりと立ち寄る。あまり特別なことはしませんが、“ととのう”ための休日を過ごしています」

きちんとした休息の中で生まれた“余白の時間”は、宇賀神さんのクリエイティブにもよい影響を与えているそうです。

「自宅やサウナでボーッとしているときに、ふとアイデアが生まれることは多いですね。また、土日にしっかり休むことで平日の思考がクリアになりました。仕事上で出された課題に対して、より早い段階で正解に近い答えを出せるようになりました。がむしゃらに働いていたころと比べても、仕事に与えるプラスの影響が大きいと感じています」

プライベートを充実させたことにより、こんなメリットも。

「飲み屋などで知り合った人たちと積極的にコミュニケーションを取ることで、さまざまな考え方や生き方を知ることができて、視野が大きく広がりました。バーで仲良くなった人に、キャンピングカーで四国旅行に連れて行ってもらったこともあったのですが、豊かな自然や地元の人の温かさに触れ、地方ならではの魅力を再認識できたのもよかったです。

また、普段は関わらない職業の人と知り合うことができるので、それが新しいビジネスチャンスに結びつくこともありました。さまざまな出会いが、自分のクリエイティブを越境させてくれていると思います」

“持続可能な生活”を大切に 
「いい人間、いいデザイナー」を目指す

真っ直ぐな一本道を歩んでいるかのように見えた、宇賀神さんの仕事の旅。でもその裏には、挫折や試行錯誤を重ねてきた人生の旅がありました。これからの旅路について、宇賀神さんは。

「これまでは、目標に向かって最短距離で到達しようとして、常に焦りを感じていました。でも今は、ゴールまでの道のりにある寄り道も楽しみたいと思っています。時には『もっと頑張らないとダメなんじゃないか』と不安に思うときもありますが、それで無理をして心身を壊し、再起不能になったら元も子もないですよね。人生の旅も持久走。“持続可能な生活”を大切にしながら、ゆっくりでも一歩一歩しっかり前に進んでいきたいです」

そんな宇賀神さんが目標としている場所は? 「どんな旅路を歩んだとしても、最終的には『いい人間、いいデザイナー』でありたいと考えています。

“いいデザイナー”とは、与えられた予算と素材の中で、ベストアンサーを出せる人だと思っています。

身近な物を組み合わせ、うまく表現して、素敵な作品を作る』
それができるようになると『形』ができ、そこからプロの仕事が始まる。

という宮脇社長の言葉を意識しながら、まずはしっかりと基礎を身につけ、幅広い要望に応えられるデザイナーになりたいです。

また、自分で言っておきながら“いい人間”の定義は難しいのですが……(笑)。僕は、人に対して愛のある人が『いい人間だなあ』と思います。でも、人に愛を与えるためには、自分に対して大きな愛がないといけない。まずは自分を100%愛してあげられるだけの、心の余裕を持てるようになりたいですね」

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