毎月aLメンバーの誰かが旅先でお仕事をする「WORK&CREATION（ワークリエーション）」制度。今回は、web designerの宇賀神さんが京都（伊根町）へ行かれました。滞在先で宇賀神さんはどう過ごしたのか、なぜ京都を選んだのか、そしてどんな心境の変化があったのか取材しました。

【京都を選んだ理由、きっかけ】

－宇賀神さんにとって「京都（伊根町）」とはどんな場所ですか

『釣りバカ日誌』で知った場所です。景色が綺麗だったのでいつか行ってみたいと思っていた場所でした。

－ワークリエーション先に京都（伊根）を選んだ理由を教えてください

ちょうど仕事が忙しかった時期と重なって、東京疲れたな、田舎に行きたいなと思っていたので、前から気になっていた伊根町に行こうと思いました。

－今回の旅の行程を教えて下さい

金曜日の夜行バスで新宿から京都へ向かいました。土日に京都市内と天橋立がある宮津でそれぞれ1泊して、月曜日の朝にワークリエーション先の伊根町に行って1泊しました。

－土日は京都を散策したようですが、どんな所にいきましたか

王道の観光地には行かずに「地元の人になりきろう」と思い『哲学の道』を散歩したり、京都大学の『吉田寮』を見に行ったり、あとは若者が経営している『梅の湯』という銭湯にも行きました。

－面白いエピソードやハプニングはありましたか

スマホの充電が切れるハプニングがありました。充電機は持っていましたが充電できる場所がなく、コンビニの充電バッテリーサービスを利用しようと行ったけど、スマホの充電が切れていたので操作ができず利用できませんでした。カフェでも充電を拒まれたので、結局5～6時間はスマホ無しで京都を散策しました。地図アプリが使えなくて行き当たりばったりでした。

【京都（伊根）での出会いと、心境の変化】

－ワークリエーション先の伊根町に降り立って一番最初にどんなことを感じましたか

日曜日の朝に着いてバスを降りたら、綺麗な海と家がずらっと並んでいて「新海誠の世界観」っぽいなと思いました。海の色が綺麗な水色でクリームソーダみたいな色でした。

－伊根では有名な「舟屋」に泊まったそうですが、どうでしたか

年配のご夫婦が営む舟屋です。宿に着いて「釣りバカ日誌を見て来た」と話したら、宿主のおじいちゃんが釣りバカ日誌のポスターとかをいろいろ持ってきて見せてくれました。舟屋では有名な漁師体験ですが、既に漁師を引退されているので体験の受け入れはやっていないそうです。

hotel info
『舟屋の宿たいせい』
住所：京都府与謝郡伊根町字亀島1017

－夜に一人になって、どんなことを思いましたか

伊根の夜は正直怖かったです。部屋に仮面が飾ってあったり、映画トリックの世界観というか事件が起きそうな雰囲気でした。東京にいる時は感じませんでしたが、夜って本来怖いものなんだと思いました。

－ワークリエーション中で、一番リラックスした瞬間はいつでしたか

あまりリラックスはできませんでした。伊根の夜は怖かったし、東京に帰ったら何をしようかずっと考えていました。

－伊根ではどんな所に行きましたか

『向井酒造』に行き、向井久仁子さんという京都初の女性杜氏に会うことが出来ました。過去にカンブリア宮殿にも出演したことがあるようで、G20大阪サミットで使用された「伊根満開」という赤い日本酒が有名だそうです。

－その土地（伊根）で面白いとおもったことがあれば教えてください

漁師の街だけあってみんな漁師さんで、生活リズムも違って別の国に来たみたいでした。

【いちおしご飯と、ワークリエーションで聞いた音楽】

－京都で食べて美味しかった物を教えてください

京都の宮津で宿泊した『富田屋（とんだや）』の夜ごはんが美味しかったです。富田屋は食堂ですが、ブログをみて宿泊もできる事を知ったので、当日電話をしてみたら空いていたので1泊しました。サザエのつぼ焼き、天ぷらやお刺身、酢豚、締めのうどんなど、ボリューム満載のお料理で美味しかったです。

workcreation gourmet
『富田屋（とんだや）』
住所：京都府宮津市字鶴賀2066-56

ー旅の中で聞いたり見たりしたYouTubeや音楽を教えてください

フラワーカンパニーズの深夜高速です。その他にも中島みゆき、荒井由実、くるり、アジカンなどいろいろ聞いていました。

ーワークリエーションでどんな人と出会えたか、どんな言葉に出会えましたか

京都とは関係ないですが、移動中にYouTubeを見ていたら、「へこんだっていいが、最後は自分のために立ち上がれ」といった矢沢永吉のメッセージが流れてきて、とてもかっこよくて、今の自分にすごく重なり「早く東京に帰りたい。東京でBIGになりたい。」という思いが込み上げました。

【最後に】

－今回のワークリエーションであなたはどう変わりましたか

茨木から上京した時の気持ちに戻ることが出来ました。

田舎が嫌で東京に出てきたのに、最近は忙しかったりでいろんな事が重なって東京が嫌いになっていました。ちょうど田舎でゆっくりしたいと思っていたのでこの機会に伊根を選びましたが、YouTubeで流れてきた矢沢永吉のメッセージでハッとして、東京帰って勝負したい気持ちが沸き上がって、最終日には早く帰りたいとしか思いませんでした。

東京最高！今こうやって働けている環境に感謝して、東京を120%楽しんで、BIGになろうと改めて思えた機会になりました。

－次ワークリエーションに行くメンバーにメッセージをお願いします

予定はあまり立てないで行ってみてください。二度手間とかあるかもしれないけどその分発見も多いです。

宇賀神さんありがとうございました。次回のワークリエーションインタビューも、スタッフが旅を通じて発見したコトや旅先の情報などをご紹介いたします。