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【社員インタビュー#1】未経験から広告デザイナーに転職→7ヶ月で主任、3年で課長に昇進「天職に巡り逢えた」【シゴト】
artLargeで働くスタッフの「シゴト」と「ジブン」を引き出すインタビュー企画。今回は、チーフグラフィックデザイナー・小島瑠莉さんの「シゴト」に迫ります。「ジブン」に関するインタビューはこちらからご覧ください。
小島瑠莉 プロフィール:2022年4月、株式会社artLargeに入社。前職では、2018年4月に新卒で大手デベロッパーに入社し、国内外の市場分析やPR企画提案など、マーケティングの分野に5年間従事。チーフグラフィックデザイナーとしてナショナルクライアントを中心に数多くの広告デザイン制作を手がける。
https://artlarge.jp/members/ruri-kojima/

大手デベロッパーからartLargeへ
デザイナー未経験からの挑戦
大学では都市開発を専攻していた小島さん。将来はデベロッパーになることを目標としていましたが、授業でデザインに触れたことをきっかけに、デザイン関係の仕事にも興味を持つようになりました。でも、就活前の小島さんは「デザイナー」という職業をよく理解できていなかったといいます。
「当時はデベロッパーになることしか考えていなかったので『デベロッパーの仕事の一環としてデザインに携われたらいいなあ』くらいに考えていました。でも、ウェブ系企業のインターンへ行った際に“イラレ”(Adobe Illustrator)を使いこなすデザイナー志望の子たちを見て、そのとき初めて“デザイナー”という職業を意識するようになりました」
就活ではデザイナー職にもチャレンジしましたが、グラフィックに関する知識や技術が足りず、結果は全滅。一方で、商業施設のデベロッパーはすぐに内定をもらえたといいます。
「結局『もしかしたらデザイン関係の仕事もやらせてもらえるかも……』という一縷の望みをかけて、内定をもらえた商業デベロッパーに就職しました。でも、入社後にデザインが完全に外注だとわかり、ここではデザインの仕事に携われないと気付いてから転職を考えるように。仕事が落ち着いたタイミングで一念発起し、平日フルタイムで働きつつ、デザインの専門学校に一年間、休日を割いて週一回ペースで通い、基礎知識を身に付けてから転職活動をスタートしました」
デザインの実務経験ゼロで転職活動スタート
「上昇志向が強く、気概に満ちた人と働きたい」
納得のいくポートフォリオを作成し、転職準備は万端。しかし、技術を体得したとはいえ、実務経験がないので就活では未経験扱い。イチからデザイナーとして転職するために、小島さんは次のような方法をとりました。
「デザイン学校は卒業生の就職先一覧が見られるんです。そこに名を連ねている企業であれば未経験でも採用してもらえるのではないかと思い、いろいろなデザイン学校の就職先一覧を収集。そして、artLargeと出会いました」

多くの企業がある中で、小島さんはネーミングセンスのよい会社を積極的にピックアップ。そこで「artLarge」を発見しました。
「前職が歴史ある大手企業で、どちらかといえば保守的な社風でした。だから、転職先は上昇志向が強く、気概に満ちた人たちと一緒に働けるベンチャー企業がいいと考えていて。そんな私にとって、自分が属していることを誇れるようなセンスのある社名というのは大事なポイントだったのです(笑)。加えて、artLargeは大手のクライアントとたくさん仕事をしており、デザインのセンスもいい。自分の理想に限りなく近いと感じ、メールで直接問い合わせを送りました」
その後、人事とのオンライン面接、課題提出、二次面接、最終面接を経て、内定を獲得。artLargeに入社を決めた理由について、小島さんは。
「私は新しいアイデアをたくさん出して、どんどん成長していきたいタイプですが、上層部が保守的な考えの人ばかりだと聞き入れてもらえないと思いました。そこで面接では、仕事に対するスタンスに齟齬がないかを重点的に確認するよう務めました。加えて、私は『熱い想いがある』『共有することの大切さを知っている』『継続力がある』という3つを大切にしていて、これがartLargeの考えと完全に一致していました」
また、デザインの面でも惹かれるところが多かったそうです。
「感覚的なことなのですが、artLargeには『このデザインいいな』『こんなデザインを参考にしたいな』と思える制作物が多くありました。自分が作るデザインとのギャップに悩まされることがなさそうで、ここなら自分が持つ力を最大限生かせるのではと感じました」
入社直後からフロントで案件を担当
転職後3年で課長に昇進!?
artLargeに入社後、小島さんが最初に携わった案件は、台湾の傘メーカー「muuz」のブランディング。主に名刺作成とビジュアル撮影を担当しました。当時を振り返りながら、小島さんは感慨深げに語ります。
「はじめのうちは雑用程度のことしかやらせてもらえないだろうと思っていたので、最初からフロントでデザインの仕事を与えてもらえたことに驚きました。自分のデザインが形になり、世に出たことがすごく嬉しくて、母や姉に自慢したことを覚えています(笑)」
その後、小島さんはデザイナーとしてメキメキと頭角を現し、入社から7ヶ月で主任に昇進。そして今年9月には課長に就任することが決定しました。どのような変遷を辿り、未経験からのスピード出世を遂げたのでしょうか。

「皆さんの支えもあり、入社後すぐに大手インテリア企業のLP制作をフロントで任せていただきました。私は作業の習得能力が武器だったので、複雑な入稿作業の流れも2日間くらいで記憶したのを覚えています(笑)。入社してから5ヶ月でMVPをいただき、社内のフォトコンテストで1位を獲得。そこからあれよあれよという間に、入社7ヶ月目で主任になることを勧められました。でも、そのときは入社して1年も経っていないし、チームをまとめたりするのは苦手なので、正直、管理職には向いていないと思っていました」
一度は昇進の申し出を断りましたが、小島さんの能力を高く評価していた社長もなかなか引かなかったそうで。
「『せっかく能力があるのにもったいないから』と励ましていただきました。社長に背中を押され、主任になることを決意。でも、主任になってからは本当に苦戦することしかなくて……。どう伝えれば指示を明確に理解してくれるのか、自分についてきてくれるのか全くわからず挫けかけていましたが、試行錯誤する中で、自分も相手の意見をしっかり聞き、積極的に理解を示すことを心がけました。相手の気持ちも受け止めきれていないのに、自分の考えを理解してもらおうなんて傲慢だと気付いたんです。そして少しずつ成長し、今では信頼できる部下や仲間に囲まれ、仕事がスムーズに楽しくできるようになりました」
現在はさまざまな企業のチラシ・パンフレットの制作、ロゴ作成、ウェブデザインのほか、後輩の指導やチーム全体のサポートにもあたっている小島さん。多岐にわたる業務の中で、もっともやりがいを感じる仕事について聞いてみました。
「スポットの案件には特にやりがいを感じますね。基本的にゼロスタートの制作になるので、自分がクライアントと直接話をして、ニーズを汲み取っていきます。クライアントの課題を、デザインでどのように解決できるのか。デザインの意味を紐解きながら、その連動性を伝えます。自分の言葉で相手の心を動かせた瞬間、喜びを感じますね」
また、デザイナーとして自身が持つ“強み”について。
「私は前職でマーケティングを経験し、クライアントワークを徹底的に学んだため、柔軟な思考で、クライアントの要望に即したデザインを作ることができると自負しています。私たちデザイナーは、ただ『いい感じ』のデザインを作るだけではなく、ターゲットや課題を分析し、それをデザインに落とし込まなくてはなりません。でも、デザインだけを専門的にやってきた人だと、アーティスティックな気質が強く、なかなか自分の世界観を曲げられないこともあるそうです。そういった側面で、前職の経験がちゃんと生きているのも嬉しいですね」
artLargeの魅力は「オモロイことが実現できる」
活躍できるタイプは「軸がしっかりした人」
日々いきいきと仕事に向き合う小島さんに、artLargeの魅力について尋ねました。
「artLargeは社長との距離が近く、気軽に会話ができるので社員の意見が通りやすいです。私がまだ入社したばかりの頃『ipadがあればイラストが描きやすい』という話をなんとなくしたら、社長が『それいいね』と言ってその場で購入してくれたこともありました(笑)。社内イベントも豊富だし、毎日が刺激的で、これからも『オモロイこと』がたくさん実現できそうだと思わせてくれる会社です」

さらに「旅」を理念として掲げる、artLargeらしいエピソードも聞かせてくれました。
「うちの会社は福利厚生も面白いんです。入社して一ヶ月後に、社長から『韓国カルチャーが好きなんでしょ?』と言われ、社員研修として韓国出張の補助金を出してもらったこともあります。当時はまだなんの実績もあげられていない私に、なんて太っ腹なんだろうと思いました」
行ったからにはたくさんのことを吸収しようと、小島さんは以前から気になっていた「東大門デザインプラザ(DDP)」へ。
「DDPは、さまざまなデザイナーの個展が開催されている施設です。日本にはないような雰囲気のデザインが多く展示されており、周辺の街も賑やかかつ彩り豊かで、自由な表現にたくさん触れることができました。あのときの経験により得た新たな視点が、現在のクリエイティブにも生かせていると思います。また、韓国研修には管理部の外﨑さんという女性と一緒に行ったのですが、現地で外﨑さんとの仲も深めることができ、今では相方のような存在です」

韓国での旅を経て学びと繋がりを得た小島さん。artLargeのパーパスに自身の想いを重ねながら、次のように語ります。
「artLargeには『人生は旅。仕事も旅。』という大きなテーマがあります。私自身も、人生が旅だとすれば、仕事はその旅の計画のひとつだと感じています。計画は時に見直すこともあるけれど、今はこの旅路に出会えたことが本当に嬉しい。私はartLargeのおかげで天職に巡り逢えたと思っているので、artLargeの仲間たちとともに、たくさんの仕事の旅をしていきたいです」
現在、旅をともにする新しい仲間たちが続々と増えているartLarge。小島さんが思う“理想の仲間”について聞いてみました。
「私は、能力の高さとメンタルは比例すると思っています。質の高い仕事や、大手のクライアントと仕事をするためには、メンタルが強くないとうまくいかない。自身のメンタルの支柱となるような、誇りに思える経験や実績がある人のほうが活躍できると思います。あとは、自分の軸をしっかり持っている人。デザインって、明確に言語化できない感覚的な部分があり、どんな発想も全て間違いではないんです。でも、ちゃんと『良い』と思えるものが自分の中にあり、かつ、それがartLargeの方向性に合っている人だと嬉しいですね」
